「横断歩道を渡れない子をよく見る」を、地点の情報にする
まちづくり達成度アンケートの自由記述13,561件のうち、道路に触れたものが747件、歩道が322件、通学が114件。声はあるが、どの交差点のことかが残っていない。
1だれの、どの場面か
小学1年生の保護者・南部在住
4月から子どもがひとりで歩いて通う。通学路には歩道のない区間と、右折レーンのない交差点がある。危ないと感じるが、どこに何と言えば伝わるのか分からない。
- いつ
- 登校の朝7:30〜8:15、下校の15:00前後
- どこで
- 通学路のうち歩道が途切れる区間、信号のない横断歩道
- 何に困るか
- 危険だと感じても、それが記録として残らない。要望を出しても場所が特定されず、対策の順番がつかない
- 今はどうしているか
- 保護者が交代で見守りに立つ。学校を通じて口頭で伝える
2困っている場面
3ユーザーストーリー
- だれとして保護者として 何がしたい危ないと感じた場所を、地図上の点として写真つきで残したい なぜなら個人の感想ではなく、繰り返し報告される地点として扱われる
- だれとして議員・道路担当として 何がしたい報告の多い地点と、これまで議会で取り上げられた路線を重ねて見たい なぜならすでに事業化されている場所と、まだ拾えていない場所を区別できる
4根拠
オープンデータ使えるデータセット
- 公園一覧c_01 まちづくり・都市計画・公園緑地430行。緯度経度つき。子どもの移動先として通学路と接続する
- 公共施設所在地(子育て施設)c_18 その他の情報座標つき。学校・学童の位置の基礎になる
- 流山市内の犯罪発生状況(刑法犯認知件数)c_05 防災・防犯平成15年3,297件 → 令和3年778件まで減少後、令和7年919件と再増加
- 流山市営 自転車駐車場(駐輪場)一覧c_01 / c_0322行。隣接駅・路線つき。自転車の集散地点が分かる
議会会議録から読み取れる論点
- 道路・橋梁 2018〜2026東小学校前通学路の歩道拡幅、狭あい道路の安全対策、自転車ネットワーク計画の策定が毎年の予算・決算に現れる。物流施設の稼働や三郷流山橋を見据えた交通負荷も論点になっている
- 学校・教育施設 2018〜2026TX沿線の児童急増に伴う学校新設が続き、それに合わせた周辺道路整備が並行して議論されている
市民の声まちづくり達成度アンケート 自由記述
人口増加に伴い交通量が増えたが、なかなか車が止まってくれず、横断歩道を渡れない子をよく見る→信号を設置してほしい。
2020年・南部・南流山駅歩道がないところが多い。行き止まり、カーブが多い。信号のある十字路の右折レーンがなく危ない。
2020年・東部・流山おおたかの森駅鰭ケ崎の周辺にはベビーカーを押して通るには、あまりにも狭い道だったり、段差が大きい所があるので整備して頂きたいです。
2020年・南部・南流山駅
5オープンデータ活用のかたち
使うデータ
公園一覧公共施設所在地(子育て施設)流山市内の犯罪発生状況(刑法犯認知件数)流山市営 自転車駐車場(駐輪場)一覧
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つくるもの
投稿型の地図(住民が点を打つ)+ 議会記録との突き合わせビュー
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届く人
住民が投稿し、学校・PTA・道路担当・議員が読む。市が公式に運用しなくても市民側で始められる形にする
- 地図上に「ヒヤリ」を投稿する。種別(歩道なし/信号なし/見通し/段差/逆走自転車)と写真
- 同じ交差点への投稿をクラスタリングして件数順に並べる
- 会議録の道路関連発言を路線名で索引化し、投稿地点と近い発言を並べる
- 学校区ごとに集計し、PTA・学校が使える資料として書き出す
6どう測るか
- 投稿地点数と、うち対策(信号・歩道・路面標示)が実施された地点の割合
- 同一地点への重複投稿が減るまでの期間
- アンケート自由記述に占める道路・歩道への言及件数の推移
7実現度と、足りないデータ
データ充足度2/5
実装難易度3/5
足りないデータ(公開要望のたたき台)
- 道路データそのものが市のオープンデータに存在しない(路線・幅員・歩道の有無・通学路指定)
- 交通量・事故発生地点
- 小中学校の通学区域(市のオープンデータには無く、別途整備が必要)